ホームページが公開された。ほっとして、そのまま半年がたっていた。営業時間が昔のままなことに、お客様の一言で気づいた。
こういうお話は、よく聞きます。ホームページは、公開して終わりではありません。かといって、毎日手をかける必要もありません。
この記事では、公開から3か月のあいだに、小さなお店がやっておくとよいことを3つに絞ってお話しします。1か月目はGoogleのお店の情報と合わせる。2か月目は問い合わせの数を見る。3か月目は季節の更新を決める。どれも、月に1回、少しの時間でできることです。
公開してから、なぜ「やること」があるのか
お客様は、ホームページだけを見て来店するわけではありません。お店の名前をGoogleで調べる方もいます。地図と一緒に出てくるお店の情報(Googleビジネスプロフィール)と、ホームページの両方を見ることになります。
このとき、営業時間や電話番号が食い違っていると、お客様はどちらを信じていいか分かりません。ホームページを作ったことで、お店の情報の置き場所が一つ増えた、とも言えます。置き場所が増えたぶん、そろえる作業が要ります。
Googleのお店の情報をまだ整えていない方は、先に、当社の別の記事「Googleマップの店舗情報を無料で整える手順」をご覧ください。オーナー確認のやり方から書いてあります。この記事は、すでに整っている前提で進めます。
1か月目:ホームページとGoogleの情報を、そろえる
最初にやるのは、見比べです。ホームページとGoogleのお店の情報を並べて、次の5つが同じかを見ます。
| 見るもの | 見る場所 | 食い違いやすい例 |
|---|---|---|
| お店の名前 | ホームページの看板・Googleの店名 | 店名のあとに「◯◯駅すぐ」などを足している |
| 住所 | 同上 | ビルの名前や階数が片方にない |
| 電話番号 | 同上 | 古い番号が片方に残っている |
| 営業時間・定休日 | 同上 | ホームページだけ、ラストオーダーの時間が違う |
| ホームページのアドレス | Googleの情報の「ウェブサイト」 | 公開前の仮のアドレスのまま |
店名については、Googleのガイドラインに決まりがあります。店名は、お店の看板やホームページで使っている、お客様に知られた名前に合わせます。宣伝の言葉や営業時間、アドレスを店名の欄に入れてはいけない、とされています(Googleビジネスプロフィール ヘルプ「Googleに掲載するビジネス情報のガイドライン」)。
見比べて食い違いがあったら、どちらが正しいかをお店で決めて、両方を同じにします。直すのは、いつもGoogleとホームページの2か所です。片方だけ直すと、また食い違います。
もう一つ、おすすめしたいことがあります。Googleの写真に、ホームページと同じお店の外観を1枚入れておくことです。写真は、入れてから表示されるまで、最長で24〜48時間ほどかかることがあります(Googleの公式ヘルプによる)。休みの前など、急ぐときは早めに入れてください。
2か月目:問い合わせの数を、月に1回だけ数える
次に、ホームページが役に立っているかを見ます。難しい分析は要りません。月に1回、同じ日に、数えるだけです。
数える場所は3つです。
1. ホームページから届いた問い合わせ
お問い合わせフォーム、LINE、メールで届いた件数です。受信箱を見れば分かります。
2. 電話
こればかりは、お店で数えるしかありません。レジの横にメモ用紙を置いて、電話が来たら「正」の字を書くだけで十分です。電話の最初に、「どこでお知りになりましたか」と一言聞けると、さらに分かります。
3. Googleの「パフォーマンス」
オーナー確認が済んでいれば、Googleのお店の情報から、見られた回数や押された回数を確認できます。パソコンの場合は、business.google.com を開いて「パフォーマンス」を選び、期間を選んで「適用」を押します。スマホの場合は、Googleマップのアプリを開き、右下の「ビジネス」から「パフォーマンス」の横の「詳細を表示」を押します(Googleビジネスプロフィール ヘルプ「パフォーマンスとインサイトの確認方法」による)。
見るのは、次の4つで足ります。
| 名前 | 意味(Googleの公式ヘルプによる) |
|---|---|
| 閲覧数 | GoogleとGoogleマップで、お店の情報を見た人の数 |
| 通話数 | 通話ボタンが押された回数(計るには、電話番号の登録が要ります) |
| ルート | お店までの行き方を調べた人の数 |
| ウェブサイトのクリック | ホームページへのリンクが押された回数 |
ここで一つ注意があります。「通話数」は、電話がつながった数ではなく、ボタンが押された回数です。実際の電話の件数とは、ぴったり合いません。大まかな傾向を見るものとして使ってください。
記録のしかた
次のような表を、紙でもスマホのメモでも構いませんので、1枚つくります。
| 月 | フォーム・LINE・メール | 電話(正の字) | Googleの通話数 | ウェブサイトのクリック | ルート | ひとこと |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ◯月 |
「ひとこと」には、その月にあったことを書きます。ホームページの写真を替えた、チラシを配った、雨が続いた、など。数字が動いた理由を、あとで思い出せます。
数字の見方
- 件数が少なくても、あわてない。小さなお店は、1か月に数件でも普通です。大事なのは、先月と比べて増えたか減ったかです
- 見られているのに、問い合わせが増えないときは、入口を見直す。電話番号やボタンが、探さないと見つからない場所にないか、スマホで開いて確かめます
- 数字だけで決めない。常連のお客様の多いお店は、ホームページを経由しなくても成り立っています
3か月目:季節の更新を、先に決めておく
お店の情報が古くなるのは、たいてい「いつもと違う日」です。そこで、1年のうちに情報が変わりそうな日を、先に書き出しておきます。
- 年末年始、お盆、大型連休の休み
- 台風や大雪の日の臨時休業
- 夏だけ、冬だけのメニュー
- 季節ごとの営業時間の変更
- 季節の写真(桜、新緑、紅葉、雪など)
手帳か壁のカレンダーに、「ホームページとGoogleを直す日」として、休みの1週間前くらいに書き込んでおきます。
Googleの営業時間は、休みの長さで使い分ける
Googleの公式ヘルプによると、休みの日の出し方は、長さで決まっています。
- 祝日や、1日だけの変更、連続して最長6日間の休みは、「特別営業時間」に入れます
- 連続して7日以上休むときや、いつ再開するか決まっていないときは、「臨時休業」のマークを付けます
- 夏だけ、冬だけ営業するお店は、お休みの季節のあいだ「臨時休業」にして、再開するときに通常の営業時間を設定し直します
(出典:Googleビジネスプロフィール ヘルプ「特別営業時間を設定する方法」「Googleに掲載するビジネス情報のガイドライン」)
入れ方は、Googleのお店の情報の「プロフィールを編集」から「営業時間」を開きます。
ホームページ側でも、同じ日に、お知らせを出します。「◯月◯日〜◯日はお休みをいただきます」の一言だけで十分です。お客様が、ホームページを見たときも、Googleを見たときも、同じことが書いてある。それがいちばん大切です。
季節の更新は、小さくていい
全部を書き直す必要はありません。季節ごとに、写真を1枚替える。お知らせを1本足す。それだけで、「このお店は今も動いている」と伝わります。
公開から3か月がたったら
当社では、公開から90日間は、直しが無料です。ちょうど、この記事でお話しした3か月に当たります。
おすすめは、この90日のあいだに、気づいたことをメモしておくことです。営業時間の食い違い、写真を替えたい所、問い合わせの数を見て気になった所。無料のうちに、まとめてご相談ください。
90日をすぎたあとは、次の2つから選べます。どちらも決めていなければ、あとからで大丈夫です。
- お任せの場合:月5,000円の保守
- 自分で直したい場合:管理画面と使い方をつけて+6,980円(税込)。文字や写真、ブログやお知らせの更新ができます
料金のくわしい決まり方は、別の記事「小さなお店のホームページ、いくらかかる?」にまとめています。
注意したいこと
- 全部をやろうとしない。最初の3か月は、「見比べる」「数える」「休みを書き出す」の3つだけで十分です
- 古い情報を残さない。ホームページとGoogleは、いつも2か所をセットで直します
- 約束できないことは書かない。再開の日が未定のときは、「未定」と書きます。決まったら、すぐ直します
- 数字は、よそのお店と比べない。比べるのは、自分のお店の先月です
当社にご依頼いただくと、こうなります
- 公開の前に、店名・住所・電話番号・営業時間を一覧にして、お店と一緒に確認します。Googleの情報と見比べるときに、そのまま使えます
- 公開から90日間は、直しが無料です。営業時間や休みの変更も、ご相談ください
- 90日をすぎたあとは、月5,000円の保守にするか、自分で直す(+6,980円・税込)かを、そのときにお決めいただけます
「うちのGoogleの情報は、今どう見えているか知りたい」というご相談だけでも大丈夫です。お店の名前をお知らせいただければ、外から見た状態をお伝えします。
まず、聞いてみるところから
「公開したあと、何から手をつければいい?」「Googleの情報とホームページがそろっているか見てほしい」というご相談だけでも大丈夫です。やりたいことを書いて送るだけで、2営業日以内にお返事します。フォーム・LINE・メールのどれでも同じです。
お見積りは無料、しつこい営業もしません。