チラシを作るとき、多くの人はまず「どんなデザインにするか」から考えます。ところが実際に配って反応が変わるのは、デザインより載せる順番です。
この記事では、小さなお店のA4チラシ(片面)を、上から順に何を置くかで説明します。
順番はこの4つだけ
- 何の店か(一目で)
- なぜ今行くのか(理由・特典)
- どこで、いつ(住所と営業時間)
- 連絡先
飾りを足すより、この4つが欠けていないことが先です。逆に言えば、4つが揃っていれば地味なチラシでも反応します。
1. 何の店か
いちばん大きい文字で、1〜2行。ここで「自分に関係あるか」を判断されます。
やりがちな失敗は、店名を一番大きくすることです。知らない店の名前は、読む側にとって情報ではありません。大きくすべきは「何をしてくれる店か」のほうです。店名は下のほうに小さく置けば足ります。
たとえばパン屋なら「Bakery のら」ではなく「パンのある朝を、ふつうの朝に」。何の店で、どう良いのかが1行で伝わります。
2. なぜ今行くのか
売りを3つに分けて並べます。3つなのは、1つだと弱く、5つだと読まれないからです。
それぞれ「見出し1行+説明1行」で足ります。「国産小麦だけ/産地の分かる粉しか使いません」のように、言い切り+その根拠の形にすると具体的になります。
そして来店の理由を1つ。「この紙をお持ちの方に食パン1斤100円引き」のような一言があると、チラシを持って来る人が出ます。持って来た枚数で効果が測れるので、次回の判断もしやすくなります。
3・4. どこで、いつ、連絡先
ここは飾らず、住所・営業時間・定休日・電話を並べるだけです。
ここが切れているチラシが本当に多いです。デザインを詰めていくと下が入りきらなくなり、最後に電話番号が消えます。私も一度やりました。連絡先の高さを先に確保してから、上を組むと防げます。
作例

写真が用意できないときも、この順番なら成立します。写真の有無より、順番のほうが効きます。
印刷のときの注意
- 家庭用プリンタで刷るなら、紙の端3mmは印刷されないと思っておく。端まで色を敷いたデザインは避けるほうが無難です
- 文字は本文で10.5pt(約14px)以上。小さくすると、配られた側は読みません
- 白黒コピーで増刷することも考えて、色を抜いても読めるかを一度確認しておく
作る時間がないときは
業種ごとのA4チラシの型を用意しています。上の順番どおりに組んであるので、文字を書き換えるだけで使えます。
まとめ
- デザインより順番。何の店か → なぜ今行くか → どこでいつ → 連絡先
- 店名を一番大きくしない。大きくするのは「何をしてくれる店か」
- 売りは3つ。言い切り+根拠の形で
- 来店の理由を1つ入れると、効果が数えられる
- 連絡先の高さを先に確保する。最後に足すと切れる
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