パソコンで作ったPOPを印刷したら、色を敷いたところのまわりに白い枠が出た。
きれいに作ったのに、貼ると安っぽく見える。
この白い枠には、はっきりした理由があります。設定を2つ直すだけで消えます。
なぜ白い枠が出るのか
家庭用のプリンタは、紙のふちから3mmほどが印刷できない機種がほとんどです。
用紙を送るローラーがそこを掴んでいるためで、故障ではありません。
だから、紙の端まで色を敷いたデザインを普通に印刷すると、
印刷できない3mmが白いまま残ります。これが白い枠の正体です。
直し方1:フチなし印刷にする
プリンタの設定に「フチなし印刷」「フチなし全面印刷」という項目があります。
ここにチェックを入れると、プリンタが画像をわずかに拡大して、紙の端まで色を届かせます。
- Windows … 印刷画面 →「プリンターのプロパティ」→「フチなし」
- Mac … 印刷画面 →「用紙サイズ」で「A4(フチなし)」を選ぶ
⚠ フチなしに対応していない機種もあります。
その場合は、デザインのほうを「白い余白を最初から入れた版」に作り替えてください。
無理にフチなしで刷ろうとすると、かえって絵柄が切れます。
直し方2:「用紙に合わせる」を選ばない
印刷画面によくある「用紙に合わせる」「ページに合わせる」。
これを選ぶと、わずかに縮小されてまわりに白い線が出ます。
選ぶのは「実際のサイズ」または「100%」です。
A4用に作った画像は、A4に等倍で刷るのが正解です。
文字が切れないか心配なとき
文字や枠を、紙の端から10mm以上内側に置いてください。
先ほどの「印刷できない3mm」に対して十分な余裕があるので、切れません。
参考までに、当方が作る店頭POPは、紙の端から12.5mm内側に文字を置いています。
用紙はどれを選ぶか
| 用紙 | 向いている場面 |
|---|---|
| ふつうのコピー用紙 | 毎日貼り替えるもの。いちばん安い |
| マット紙(つや消し) | 店内に貼るならこれが一番きれいです。 照明が反射せず読みやすい |
| 光沢紙 | 写真を大きく使うとき。ただし店内の照明が映り込みます |
店頭POPで意外と多い失敗が、光沢紙を選んでしまうことです。
写真はきれいに出ますが、店内の照明やスポットライトが反射して、
斜めから見ると読めないことがあります。文字が主役のPOPは、マット紙が確実です。
解像度の話(150dpiで足りるのか)
印刷は300dpiが基本、と聞いたことがあるかもしれません。
これは写真を印刷するときの話です。
文字が主役のPOPなら、150dpiで十分です。
A4サイズなら 1240 × 1754ピクセル。近づいて見ても、文字のふちはなめらかに出ます。
写真を大きく使うデザインのときだけ、300dpi(2480 × 3508ピクセル)を用意してください。
まとめ
白い枠が出たときに見るところは、2つだけです。
- フチなし印刷になっているか
- 「実際のサイズ」「100%」を選んでいるか
この2つを直せば、作ったとおりの紙が出てきます。
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