SNSを始めたお店から、いちばんよく聞くのが「ネタがない」です。ただ、話を聞いていくと、ネタが無いのではないことがほとんどです。毎回ゼロから考えているから、毎回ゼロから枯れるだけなんです。
この記事では、型を3つだけ持って月8本を回す組み方を書きます。凝った1本より、同じ形の8本のほうが効きます。
1. ネタが尽きるのは、毎回ちがう投稿を作ろうとするから
前回とちがうことを言わなければ、と思った瞬間に手が止まります。でも、お客さんは前回の投稿を覚えていません。同じことを、ちがう日に、ちがう商品で言えばいいだけです。
お店の投稿で伝わる中身は、だいたい3つに収まります。
- お知らせ:今日から/今週だけ/お休みします
- 品書き:うちには こういうものがあります
- 数字:1日20食かぎり、のような一言
この3つを型として持っておけば、考えるのは「今回はどれか」だけになります。ゼロから考える作業そのものが消えます。
2. 3つの型は、役割がちがう
- お知らせは、行動を変えてもらう投稿です。「今日から」「今週だけ」と期限が入るほど効きます。期限のないお知らせは、いつ行ってもいいので、いつまでも行かれません。
- 品書きは、選ぶ前に見てもらう投稿です。初めての人が「何があるのか分からない」で止まるのを外します。
- 数字は、足を止める投稿です。文章は読むかどうか判断されてから読まれますが、数字は判断される前に目に入ります。

3. 月8本で足ります。毎日はやらなくていい
週2本で月8本。これを お知らせ3・品書き3・数字2 に割ると、ちょうど埋まります。
毎日投稿しないのは、根性の話ではありません。1本30分として計算すると、月8本なら4時間、毎日30本なら15時間です。差は11時間。店を回しながら、毎月11時間を余分に出せるお店はそう多くありません。
1回も止まらなかった月8本のほうが、3ヶ月でやめた毎日投稿より残ります。
4. 中身より、毎回同じ形で出すほうが効く
投稿ごとに配色も書体も変わると、流れてきたときに誰の投稿か分かりません。同じ枠・同じ色・同じ書体で出し続けると、中身を読む前に「あの店だ」と分かるようになります。1本ずつ凝るより、ここのほうが効いてきます。
なので最初に決めるのは、投稿の中身ではなく見た目のほうです。一度決めてしまえば、あとは文字を差し替えるだけになります。
5. 色は、目で見て決めてはいけません
ここは自分の失敗です。素材の配色を8組ぶん作ったとき、実物を見て「読める」と判断して先へ進みました。あとから文字と背景の明るさの差を機械で測ったら、32組のうち9組が、本文に必要な基準を下回っていました。
危ないのは、薄いグレーの補足文と、色の上に置いた白い文字です。作った本人は中身を知っているので、読めてしまいます。読めるかどうかは、目ではなく数値で確かめるほうが安全です。
6. 作る時間がないときは
とはいえ、型を3つそろえるところが最初の山です。うちでは業種ごとに、お知らせ・品書き・数字の3型を同じ配色でそろえた画像を用意しています。文字を書き換えるだけで、形をそろえたまま出し続けられます。
まとめ
- ネタが無いのではなく、毎回ゼロから考えているだけ
- 型は3つでいい。お知らせ・品書き・数字
- 週2本の月8本で足りる。毎日投稿との差は月11時間
- 1本ずつ凝るより、毎回同じ形で出すほうが効く
- 読めるかどうかは、目ではなく数値で確かめる
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